石の中にいる

金も時間も無いので図書館で借りた本を通勤中に読んだ感想です

久遠 上【グレッグ・ベア】

おすすめ度95

 

裏表紙のあらすじを見て、

「ちょっと待て」

「これを借りずに帰れるか」

となり、借りてみた一冊。

案の定。。。。。これはヤバすぎる。。。。。

 

未来人、パラレルワールド、電脳、異星人、宇宙の誕生と死、そしてそれを司る・・・神!

扱ってるテーマが広すぎる&濃度が半端なくて軽いパニックになるレベル。

 

「永劫」という作品の続編らしいのだが、それを知らずに読んだため、

半分ぐらい読むまで主要登場人物が人間なのか電脳状態なのかすらよくわからなかった。

唯でさえ難解な設定なのに <冠毛(未来人の作った宇宙船らしい)>、<地球>、<ガイア> という3つの舞台が同時並行で進むので余計に混乱する。

が、一旦わかってしまうとこんなに楽しい小説はない!

 

<道(異世界とをつなぐゲート)>から侵略してくる異星人?〈ジャルト〉との情報交換シーンがハッキング対決と言った風合いでスリリング!

なーのーにー

異世界ガイアは古代世界+飛行機械の宮﨑駿的ファンタジー!

少女が<道>を探す旅に出る設定で、

とても同じお話とは思えない。 

 

90年代のSFだが、この時代のSFってこんなにぶっ飛んでるの?

感動した。

グレッグ・ベア

マジ天才だ。